第51回GRS海外協力事業

アフガン難民救済使節団
2001年(平成13年)10月27日〜11月3日


国境へ続く国道沿いにある、一番古いヘシキ難民キャンプ。子どもたちが気軽に手を振ってくれる。土ガマ一つ、ナベ一つ立ち食い屋台もある
 

シャムシャトーのダウルパーク、新しい難民が毎日流入している。随所で土の家づくりに追われている。5〜6歳の男の子がお父さんのお手伝い
 

ペシャワールの街を走る、GRSの専用車。随所で人だかり
 

グローバル・レインボーシップ(GRS)第51回帝外協力事業「アフガン難民支援団」=五味武団長ほか九名が、10月27日〜11月3日、パキスタンのペシャワール市内及び近郊の難良キャンプに、大量物資を運ぶなど、支援活動を行ったが、今回の米同時多発テロによる、米空軍の報復爆撃で、誤爆どころか、無差別爆撃で、一般民衆が既に2000人以上(日本の報道は700人程度)の犠牲者を出し、カブール・ジャララバードなどから逃れて来た難民が、国境周辺に押し寄せ、その数万とも数十万とも言われるが、正確な報道がないため実数はつかめず、これら難民が越境を強く望んでいるにもかかわらず、クリパンも、パキスタンも、これまでゲートを開かず、そのため餓死、病死者が続出し、無許可難民が増え続け、パキスタン難民委畠会は対応に追われている。
こうしたさ中、日本政府は米軍の後方支援のため海軍(自衛隊と呼ぶのは日本人だけ)の護衛艦など3船が出航した。このあと小泉首相は、日米しか持たない、世界最強のイージス艦の派遣を考えているというが、何故ここまで日本がやらねばならなかったのか狂った≠ニしか言いようがない。

●直接支援はGRSだけ●
すぐ冬がやってくる。難民の子供たちはほとんどが素足だ。我々はペシャワールのマーケットで、500人分の靴と靴下、ノート、ボールペンを買い込み一人一人に手渡した。テントの学校の校長が、難民たちを代表してあいさつ。「UNHCRやCRSなども物資を贈ってくれますが、あなた方のように直接持ってきて手渡してくれた人たちは初めてです―」と、言葉を詰まらせていた。

参考:国会タイムズ-1144号




















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