第32回GRS海外協力事業

フィリピン華の使節団
1996年(平成8年)5月31日〜6月4日


〈パーティー〉マニラ在住70年、日本マニラ会名誉会長・大沢清氏(左3人目)を囲んで
 

生花インターナショナル・マニラのショウ・ゴオ・フォック会長の祝辞のほか、日本大使館田中文化担当公使、日本マニラ会・大沢清名誉会長の祝辞
 

少年厚生施設を訪問。少年犯罪で一番多いのが窃盗と覚せい剤の不法所持だという
 

GRS第32回海外協力事業は、5月31日〜6月4日、五味武(GRS理事長)を団長とする「日本・フィリピン華の使節団」24名がマニラで、地元いけ花協会の協力を得て、展示会とデモンストレーションを行ったほか、孤児院など福祉施設を慰問、義援金・物資約6千ドルのドネーションを行うなど、日比親善民間使節団として好評を博した。なお五味会長は6月3日、大麻事件で死刑判決を受けたモンテンルパ刑務所に収監中の鈴木英司被告(39)と単身面会、事件や裁判について取材したあと、義援金1000ドルを差し入れした。余談になるが、フィリピンの刑務所のなかは日本の刑務所のように受刑者の更正を目的というよりは、罪を犯したものを、社会から隔離するという意味合いが強い。刑務所の中は受刑者の独自のコミュニティーが築かれており、その中で日本人受刑者が生活していくのは至難の技だという。

●真の国際協力とは●
GRSは難民孤児救済運動からスタートしたNGOだが、活動回数が30回を越えるころには活動内容はさらに進化して、文化・スポーツ交流にも力を入れるようになった。真の国際理解には文化的な相互交流が不可欠であるとの考えからだ。もちろん原点の孤児救済活動も忘れてはならない。32回フィリピン使節団では孤児福祉施設と少年厚生施設を慰問。義援金、物資を贈った。




















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