第14回GRS海外協力事業

バングラデシュ被災難民救済慰問団
   
1991年(平成3年)9月20日〜27日


井戸掘削資金として5500ドル、トラック2台分(1万米ドル相当)の食料品等が贈呈された
 

ダッカ市内、ショナルガンホテルの近くにすらむ街がある。我々は車で日用品、菓子、ミルクなど慰問品を多数持ち込んだ
 


慰問品をくばる五味団長


 

4月29日から30日夕にかけて大型サイクロンに見舞われ、食料不足、伝染病、飲料水に悩み、死者20万人、総額30億ドルにおよぶ被害を受けたバングラデシュに対し、GRSは被災難民救済慰問団23名を派遣。被災難民慰問や井戸掘削資金として5万5千ドルの義援金と日本から運ばれた抗生物質、注射器・針など75箱(200万円相当)それに現地で購入したトラック2台分(1万米ドル相当)の食料品を贈呈した。 特に被害の一番大きかったチッタゴンの南カプトリ村では、我々が到着すると大勢のこどもたちや被災者が集まってきた。事前に予約しておいた6000人分の炊き出しが行われた。ご飯とレーズン、ヤギの肉をカレーで味付けした食事だった。その後、チッタゴン市役所でミール・モード・ナスイルウッデン市長と会見し、五味団長から5000ドルの義援金とトラック2台分の食料が贈呈された。また、慰問団はダッカで、ジャルル・ウデインカーン計画省大臣、カマル・チョウドリー厚生大臣、マジドゥル・ハク農林・治水大臣らと、相次いで会見。マジドゥル大臣に50000ドルの義援金が贈られた。

●少しの雨で道路が川に●
近年バングラディッシュでは台風などの自然災害による水害が頻発している。雨が降るたびに道路に水が溢れ伝染病蔓延の危険性を常に孕んでいる。またバングラディッシュのGNP水準は、世界の最低ランクに位置づけられており、日本の国別援助計画の対象国にもなっている。




















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